SAEKI TETSU — 200家族の聞き書き人
200家族の話を聞いてわかったのは、
相続の問題は、財産の多さだけでは決まらないということ。
法律判断ではありません。相談の前に、家族の状況を整理するためのチェックです。
「うちは兄弟仲がいいから」。「まだ親は元気だから」。「財産なんて、そんなにないから」。「そのときになったら話せばいいから」。
そう思っていた家族でも、相続をきっかけに、初めてお互いの考えの違いが表に出ることがある。私はその瞬間を、何度も聞いてきました。
問題なのは、仲が悪いことではありません。家族それぞれが「当たり前」だと思っていることを、確認しないまま時間が過ぎることです。
こうした小さな認識のズレが、後になって大きな問題になることがあります。だから大切なのは、いきなり答えを決めることではなく、「わが家は、何を確認しておく必要があるのか」を知ることです。
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実家の名義、親の意思疎通、兄弟間の温度差、保険の受取人。答えを出すためのものではありません。「どこが未確認か」だけを静かに仕分けます。
税金のことなら、税理士。登記のことなら、司法書士。法律上の争いなら、弁護士。それぞれの専門家がいます。
でも、200家族の話を聞いてきて感じたのは、多くの家族が困っているのは、そのもっと手前だということです。
「そもそも、何が問題なのかわからない」
「誰に相談すればいいのかわからない」
「家族にどう話を切り出せばいいのかわからない」
そんな状態で、いきなり専門家を探すのは簡単ではありません。だから私は、まず話を聞きます。
佐伯 鉄|200家族の聞き書き人
私は、法律判断をする専門家ではありません。その代わり、200家族の話を聞いてきた経験から、「この家族は、何を整理する必要があるのか」を一緒に考えます。
相続は、いきなり「正解」を決めなくてもいい。まず、家族の中にある話を聞くことから始めてもいい。私は、そのための「聞き書き人」です。相続を、財産の話だけにしない。そう決めて、この活動を続けています。
相続で家族がすれ違うのは、仲が悪いからとは限りません。「言わなくてもわかる」「うちは大丈夫」「まだ先の話」。そんな小さな思い込みの中に、火種は隠れています。家族の話から、相続を考える。
家族のすれ違い
2026.07.19
揉めた家族の多くは、仲が悪かったわけではありません。「大丈夫」の中身を、一度だけ確かめてほしい理由。
聞き書きを読む
聞き書きの記録
2026.07.19
財産の多さでも、仲の良さでもない。すれ違いはいつも「確認していない当たり前」から始まっていました。
聞き書きを読む最初の一歩
まだ相談するほどではない。何から始めればいいかわからない。家族に相続の話をするのは気が重い。そんな方のために、5つの質問を用意しました。あなたの家族が「今、何を確認しておくべきか」を考えるきっかけです。
5つの質問で「わが家の火種」を確認する「相続聞き書き人 佐伯 鉄」は、相続・終活・家族問題に直面した家族の声を聞き、士業でない立場で整理するサイトです。